建設業として日本各地や諸外国で特殊解体やプラント解体を専門にした事業を行う株式会社ヤマタカ。同時に、「新感覚チーズスイーツで驚きと感動をお届け」「大阪自慢のお店になりたい」「皆様に愛される存在へ」テーマに掲げ、スイーツ事業のウメダチーズラボを運営している。
「解体業は、『最後はゼロにする』のがゴール。それとは反対に、『モノを作る仕事もしたい』ということがきっかけで行き付いたのが、スイーツの研究開発・販売でした。全くジャンルは違いますが(笑)」。
笑顔でそう話すのは、2015年に自社を起業した藤城瑞人代表取締役。実はプライベートで「プレミアリーグを観に行ったこともある」サッカー好きで、2022年9月にセレッソ大阪とゴールドパートナー契約を締結。「セレッソ大阪と同様に日本全国へ、世界への挑戦をし続けている企業として、セレッソ大阪の戦いを全力で応援し、セレッソ大阪の日本全国、世界での戦いを全力で応援し、地域社会の活性化に貢献する」という思いで歩んできたセレッソとの日々を語ってもらった。
(※インタビューは2026年7月に実施)。


──2022年9月。セレッソ大阪のゴールドパートナーとなったきっかけを教えていただけますか?
藤城:セレッソ大阪関係者の身内の方がウメダチーズラボの大丸梅田店のマネージャーをしていた関係で、セレッソさんとの接点が生まれました。(パートナーの)話をいただいた時、「セレッソか」と懐かしく思えたんです。というのも、以前、セレッソさんの試合を何回か見に行ったことがあったんです。当時はヤンマースタジアム長居。収容人数も多いので、スタンドには空席も目立ちました。そうした印象があったのですが、セレッソさんに、「一度、スタジアムに試合を見に来て下さい」とお声掛けをいただいてホームゲームに伺ったら、ヤンマーハナサカスタジアム(当時はヨドコウ桜スタジアム)に変わっていて、めちゃくちゃ良かったんです。そこで一気に気持ちも高まり、部屋(VIPルーム)が欲しいなと。「一つ空いています」と言っていただいたので、ゴールドパートナーになることを決めました。パートナーになってからは、時間が空いていればいつでも試合を見に行っています。やっぱり、スタジアムで見たらファンになりますよ。
SAKURAROOM.jpg

──ゴールドパートナーとして、セレッソ大阪の試合をどう見ていますか?
藤城:素人目にもシーズンごとに違いを感じます。そのシーズンに活躍したFWが他のクラブに取られることもありますよね。「大変だな、また来シーズンに向けて強化しないといけないな」と思っていたら、違う選手を補強する。限られた予算の中でやり繰りしてチームを編成する、組織としての在り方を勉強させてもらう場でもあります。今年の百年構想リーグでは、最初はもったいない試合も多かったなと思って見ていました。振り返ると、「WESTの1位もあったよね」って(笑)。ただ、そうした前半戦があったからこそ改善点を見つけて修正し、後半戦に盛り返せたのだと思います。そうした1年の流れを俯瞰で見ることもあります。もちろん、目の前の試合では、「勝った、負けた」で一喜一憂していますけどね(笑)。

──セレッソ大阪のパートナーとなったことで、どのような面で役立っていますか?
藤城:セレッソさんのパートナーになったことで、多くのセレッソファンがチーズスイーツを買いに来て下さるようになりました。また、他の企業さんがウチを見る目も変わったように思います。プロスポーツチームのスポンサーをすることで、認知してもらいやすくなっていることは事実です。もちろん、1年やったからといってすぐ成果が出るわけではないですが、何年も継続することで、企業としての価値を上げていけると思っています。企業価値を上げることができれば、今後の雇用にもいい影響は生まれていくのではないかと思います。そうした自社の認知度向上といった側面だけではなく、セレッソさんのパートナー企業同士でビジネス的につながる交流もさせていただいています。ありがたいことに、セレッソさんから紹介していただくこともあります。ビジネス的なつながりには色々なパターンがありますが、例えば、セレッソのパートナーさんの中には大手企業さんがたくさんおられます。ウチの商品を相手企業さんのデザインで作って、お中元やお歳暮、営業先への手土産として使ってもらうとか、飲食系の企業さんであれば、ウメダチーズラボとコラボするとか、そうしたことができれば、お互いに価値を生み出すことができるのではないかと思っています。そうしたビジネス上の企業間交流、セレッソさんとのつながりで得た利益の何割かはセレッソさんに還元していくことをしてもいいと思っています。いつかゴールドパートナーからもう一つ上に行かせてもらって、冠試合を実現できればいいなと考えております。

──セレッソ大阪との取り組みに関する社内の反応はいかがですか?
藤城:社内でも、スイーツの事業にはサッカーをやっていた社員やサッカー好きが多いですよ。セレッソさんのパートナーをすることでやはり印象は良くなると思うので、採用などにももう少し生かしていければと思います。あと、スタジアムのVIPルームに小学生を連れて行くこともあるのですが、そこで試合を見て感動して、「サッカーやりたい」と始めた子もいます。中学生までサッカーを頑張っていた子なんかも、スタジアムで試合を見て感激して心が燃え上がり、「高校に行ったらもっと頑張ろう」と滝川第二高校に進学して、レギュラーで今年のインターハイに出ている子もいます。もちろん、セレッソファンを増やすこともそうですが、連れて行った子どもの人生において、努力できるきっかけ、何かに夢中になれるきっかけをセレッソさんが与えてくれています。選手たちが挨拶訪問などで会社に来てくれる時には、「あなたたちが与えている影響力は大きいですよ」という話をいつもさせてもらっています。選手さん自身が思っているよりも影響力があります。今のウメダチーズラボの大丸梅田店の店長もセレッソのことが大好きですし、僕が同業者やお客さんにチケットを渡してセレッソに触れた人たちの中には、そこから自分でチケットを買って見に行く人も多いですよ。多少、セレッソさんに貢献させてもらっていると思います(笑)。
IMG_2484.JPG

──今年の1月には、株式会社ヤマタカが運営するウメダチーズラボ+SELECT 南海なんば駅店で、「セレッソ大阪応援キャンペーン」も開催されました。オリジナルスイーツの数量限定販売などが実施されていましたが、そうした応援企画で感じた効果などはありますか?
藤城:たくさんのセレッソファンの皆様に来ていただきました。通常より利用客は多かったですね。まろやかなイチゴ味の、飲めるチーズケーキ「桜たま」など、自社の商品を多くの方に手に取っていただけたと思います。
店舗装飾&オリジナルパッケージ.png

──今後、セレッソ大阪と取り組みたいこと、リクエストなどはありますか?
藤城:リクエストがあるとすれば、「強くなって、優勝を目指して頑張って下さい」、それだけです(笑)。過去にもスター選手は数々出てきていますし、今後もいい選手を輩出されていくとは思いますが、それとともに強くなって欲しい。やはり強いとお客さんも入りますしね。何年か前にアーセナル対リバプールの試合をエミレーツ・スタジアムまで見に行ったことがあるのですが、ほぼスタジアムの全てがアーセナルファンで埋まっていた様子は壮観でした。セレッソでも、常時そのような景色が見られるといいなと思います。スタジアム全体がピンクで染まった今年の百年構想リーグの開幕戦、大阪ダービーのあの光景は圧巻でした。毎試合、あのように満員のお客さんで埋まって欲しいですね。余談ですが、そのエミレーツ・スタジアムに行った時は帰りの地下鉄がパンパンで入れず、寒い中、1時間ぐらいかけて歩いて帰りました。それを考えるとヤンマーハナサカスタジアムのアクセスは天国だなと(笑)。今後も商品の展開などセレッソさんには色々と協力していただきたいと思っていますが、やはり優勝してクラブの格を上げて欲しい。パートナーとしては、それが一番の願いです。